星屑になろうよ

キミに永遠の煌めきを

コ。に触れる

2023.10.08 松島聡くんの個展、コ。展にお邪魔してきたので、その時についてのメモと覚え書きを文章にまとめました。

(この文章にはネタバレが多分に含まれるため、これからコ。展に参加される方、配信をご覧になる方はご注意ください。また、あくまでもわたしの解釈かつ記憶とわずかなメモに頼った記述なので、ご了承ください。)

 

 

 

 

 

 

最初の部屋、一番に目にするのは黒と白の背中合わせのマネキン「光と影」

対極となる言葉、考えについてそれは本当に対極なのかと語りかけてくれる作品だった。黒と白、と対極とされる配色であるところ、正反対の方向を向きつつも背中合わせであるところが、対極は遠くにいるようですぐそこにいる、と示しているようで。

マネキンの目元が目隠しのように覆われていて、目に見える世界だけではなく、自分自身で考えること、感じる世界について、表現しているのかなと感じた。

唇のきらきらがかわいい。

 

「=(イコール)」

鎖と大きな安全ピンの絡まりがすごく印象的。

個人的に、人と人の繋がりってやわらかいものを想像するというか、それこそ毛糸のようなものだと思っていたので、それが鎖であるところ。

そして、思いやりという言葉に鋭さや辛抱強さという言葉が合わさるところ、わたしの中にはない繋がりの表現だった。

タイトルは「=(イコール)」であり、聡ちゃんのこの作品における本質は人との関係性を鎖や安全ピンで表現したその鋭さではない、という所にまた驚くというか。

 

「箸にも棒にも」

”箸にも棒にもかからないってこと、ないと思う”という言葉。

誰かの役に立つということがなくても、自分のためにはなる、という言葉にどれほど救われたか。自分を認める手立てについて、教えてくれたね。

 

「ウィルス」

言葉についての作品。

言葉をウィルスに喩え、ウィルスで顔の大部分を覆われたマネキン。

言葉、というものの持つ性質について考えさせられた。何気ない一言でも、その一言がずっと心に残ることってあるよね。良くも悪くも。

でも、だからこそ、聡ちゃんの言葉に常に宿る思いやりや優しさ、暖かさについて考える。

言葉がウィルスのような侵食性をはらむということ、それを理解する聡ちゃんの言葉への信頼。

 

「華花」

金銀のお花がそれぞれ大きなキャンバス2枚に描かれていた。

うろ覚えだけど(本当にめちゃくちゃうろ覚えなのでふんわり解釈だけど)蕾でも咲いているお花でも、きっと見つけてもらえる日が来る、蕾でも必要とされているところは存在する、みたいな、必ずしも花である必要はないというようなニュアンスがすごく好きだったな。

 

「おはよう」

新聞紙で作られた薔薇、網飾りが印象的だった。

網飾りには、”幸せを絡みとる”という意味合いがあるらしい。

明るいニュースが溢れる世を願うところも聡ちゃんの”らしさ”だなと思いました。

 

「深淵からこんにちは」

言葉はあくまでもニュアンスになってしまうけれど。

聡ちゃんが空を見上げることができない時があること、でもそんな時でも足元で何かきっかけがないかと探していること、分かってるよって言ってくれて。

それでも夜は明けるけれど 君にとっては ツラいんだろうな”だ、と思ったし。

必ずしも上が、前が良いわけではなく、下に掘り進めていけば地球の裏側にたどり着くかもしれない、と言うように進んだ先はどこかに繋がっているかもしれなくて、まずは一歩踏み出した先で何かが得られるのであれば、という控えめな前向きさがすごく好きだった。

 

「オペ」

過去は変えられないけど未来を、みたいな考えはよく見るけど、進んできた足跡に飾りをつけてあげる、というのは過去の自分を認めてあげるまた一つの手段で、そうか未来の自分に委ねるだけではなく、今の自分が過去の自分を肯定してあげる生き方もあるのだと、気づきを得た。

進んできてしまったから終わり、ではなくて。未来はもちろんこれからの歩みだからいくらでも可能性があるけど、過去の受け止め方、捉え方だってその事実通りではないんだと。

 

「夢占い」

寝てみる夢も、起きてみる夢も、良い夢でありますように。

大好きだった。

その通りだし、良いことを信じて叶えていくことだってきっとできる。「未来」で”信じるは最強の力”だと言っていたように、聡ちゃんの中にある信じるにかける想いが感じられて、わたしも信じる、により一層かけてみたくなったよ。

 

「だれ?」

わたし自身、外でいる時の自分と家の中にいる時の自分、異なると思っていて。ふっとしたときに、わたしの本音はどこにあるのかな、なんて考えることもあるから。それってわたしだけではないんだ、というのはわたしの中ですごく励みになった。

”鏡にうつる自分らしさにご褒美を”

好きだったな〜。わたしも、自分をもっともっと愛してあげるようになりたい。

ここで鏡に映る自分、でお客さん自身を見つめさせてさ、ご褒美をって言ってくれるの聡ちゃんからのプレゼントかと思った。

順番に展示を見ていくと、「だれ?」か「未来」がそのブースの最後になると思うから、聡ちゃんがこのコ。展でのお土産として用意してくれたみたい、なんて。最後の「Draw your Life」にも繋がるというか。

健人くんもそうだけど、セクシーたちが一貫して己を愛すること、を伝えてくれるのが大好きだから。己を愛し、己の人生を悔いのないように、を体現している人たちだと感じるから(もちろん、他人への思いやりや愛も同じかそれ以上に持っている人たちだけど)

”人生はパレード 自分が主人公”だもんね。

聡ちゃんが見せてくれたわたし、をわたしがもっともっと愛していけるように。

 

「Draw your Life」

空は青や灰色だけでなく、何色でも良いのだと。

すごくリペを感じたなあ。世界に自分の好きな色を重ねていくのだと。付け足して、描き足して、自分だけの人生を描く。Life is Beautifulを伝える力強さ。

聡ちゃんがそう思えていることが、わたしもすごく嬉しかった。

 

「シャレコウベ」

余談だけど、シャレコウベの意味を知らず、帰宅してから調べたら骸骨の意味でなるほど、と思ったんだけど、あの演出で様々な模様をマネキンの頭が着飾っていくの、シャレ(おしゃれ)コウベ(頭)ってこと・・・!?

違ったら恥ずかしいから小声で言っておこう。

シャレコウベの世界観の答え合わせが楽しみ。

 

LUCAS、ぶわっと色鮮やかな世界になるの。

写真何度も見返しちゃう。

今の聡ちゃんの世界はこれだけの物であふれていたら嬉しいじゃんって思ったな〜。

本棚にMermaidの文字を見つけてニッコリしちゃったり。デニムのバラにもリペを感じて、何でだろうと考えたら、デニムお揃い事件があったからだった。

ビスケットかな?って感じる象徴が色々なところに見られるのも、聡ちゃんのいっぱいの愛を感じました。

Sexy Zoneの思い出が、大切に木箱の中にまとめられているのに、あふれてあちこちにその証が見られるところとか、きっと聡ちゃんにとってSexy Zoneだけが人生じゃなく、お仕事で、でもお仕事だけど、人生であり。そういう箱にきれいに収められるものじゃないということなのかなって。箱の中でたくさんの思い出たちに囲まれて、ぎゅっとなってるちょっこりたちの愛おしさ。

木箱に詰まった、でもそこからあふれるSexy Zoneの思い出たちを見てふと思い出しちゃったんだけど。これ、本人たちからそういう表現があったのか忘れてしまったんだけど、V6のこと、箱にしまってくれた、という表現というか、認識、をしているファンって多くて、実際にわたしも本当にその通りだと感じていて。

いつか、あの木箱にも蓋をするときがくるのかもしれないなあって。

でもその時はまだもう少し先がいいし、その時はもっともっと大きい箱を用意しないとね。

それくらいの箱が必要になるくらいの思い出を、あの部屋を埋め尽くしてしまうほどのこれからを、セクシーたちと重ねていきたい。

 

色鮮やかな色をまとったマネキンが、すごく美しくてかわいくて。

あれだけ多様な色を使っているのに、その存在があの空間で主張しすぎず、色のケンカも起きていなくて、全ての色が優しさを感じる色だったなあ。

美しさとかわいさを兼ねているところや、マネキンだけどその眼差しがすごく柔らかいのも、聡ちゃんを感じました。

 

 

聡ちゃんの頭の中に溢れる世界が、こんなにもたくさんの言葉や美しさであふれていること、はじめて知った。

解説が、作品の説明というよりも一つ一つの作品の導入というか、物語の前説のような形でそえられていて。入場する前に聡ちゃんからのお手紙に"作品の一つ一つと会話してみてください。"ってあって、わたしはそれを意識しながらまわっていたけど、わたしたちに語りかけてくれるような言葉から聡ちゃんをそのまま感じたし、それが聡ちゃんの言葉であるからこそ泣きそうで。

あの世界には、聡ちゃんがあふれすぎていた。

本当に、本当に、良かった。すごく良かった。

あの世界で、新たに恋が生まれてもおかしくないな、と感じるほど、力強く、優しい世界だった。冗談抜きで、”コ。展落ち”の聡ちゃん担がいるかもしれない。

既に聡ちゃんをよく知る人も、そうじゃない人も、さらに聡ちゃんのことを好きになってしまう。それほどの魅力を、この目で目一杯感じさせてもらいました。

配信も、楽しみにしています。